WEB広告の「押し売り」について広告屋の雑感


このところのWEB広告、SNS広告の傍若無人ぶりに
食傷気味の方も多いのではないでしょうか。

メディア広告と違って、インハウスでも手軽に広告が作成・出稿できるとあって
いろんな業種業態の広告主の広告で溢れかえっていて、
これでもか!おりょ~~~~!!と広告が押しかけてくる。

ワタクシは広告屋なのですが、
その「厚顔無恥」なところがキライなのです。
少なくとも
「広告でございます。お忙しいところすみません、ちょっとおもしろいことしますんで、
ちらっと見てやってくださいませんか?」
というスタンスであるべきなんですね、広告とはそもそも。

それが白昼堂々(深夜にも)とスマホやPCにズカズカと現れては
「これいいよー!!買って買って~~~!!!!」みたいな
押し売りをかけてくる。

なにを「広告」の分際でエラソーに!
おまえ、なんでオレがこっそり見たあの商品(サービス)のこと
知ってんのよ??オレの後つけてた?てな具合ですね。

最近はAIでさらにお手軽に「広告」が作成できるとあって
ますます我が物顔で闊歩し始めているのである。

テレビをはじめとするマスメディアも、「広告主」のおかげで
番組や紙面が見られるのたから、WEB広告やSNS広告だって
そんなに目くじら立てなくもいいんじゃない、といった意見もあるにはあるが。

テレビCMがいやならテレビを消すなりチャンネルを変えればいいし、
新聞や雑誌はページを飛ばせばいいのであって、コレは、まあ我慢できる。
(いちいちリモコンを手にとって消さないけどね)

しかし、WEBやSNSは「能動的に閲覧」している時が多いので、
そんな時に「押し売り広告」を見せられたら、ゲンナリするしね。
広告によっては頭にくる。

WEB広告、SNS広告よ、
せめて、チンドン屋(←古っ!)くらいのエンターテイメント感覚でもって
われわれの目の前に現れて欲しいね。お!と思ってポッチするかもよ。

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